2026/09/04 18:00

上村一夫原画展

EVENT INFO
第一期

「浮世絵 1974-1980」刊行記念 プレ企画

上村一夫原画展 「青のムード」
会期:2026年9月18日(金)ー9月30日(水)
休廊:日曜
時間:12:00-20:00 ※イベントに応じ不定休
入場:無料
会場:初台 Open Room
※展示作品は非売品・上村一夫関連グッズなどを販売予定です

第二期
「浮世絵 1974-1980」刊行記念
上村一夫原画展 「浮世絵 1974-1980」
会期:2026年10月1日(木)ー10月31日(土)
休廊:日曜
時間:12:00-20:00 ※イベントに応じ不定休
入場:無料
会場:初台 Open Room
※展示作品は非売品・書籍、上村一夫関連グッズを販売予定です
 この度、Open Roomでは2026年9月18日(金)ー9月30日(水)上村一夫原画展 「青のムード」、10月1日(木)ー10月31日(土)上村一夫原画展 「浮世絵 1974-1980」を開催いたします。

「昭和の絵師」と称され、漫画家・イラストレーターとして独自の美意識を築き上げた上村一夫。

流麗な線で描かれる人物像、とりわけ女性たちの艶やかな佇まいと、その背景に漂う孤独や翳りは、没後40年となる現在もなお、時代を越えて多くの人を惹きつけています。今回Open Roomでは、10月1日に発売予定の書籍『浮世絵 1974-1980』の刊行にあわせ、上村一夫の原画を二つの視点から紹介します。


第一期となる「青のムード」では、上村一夫が『ヤングコミック』のために手がけたカラー原画の中から、印象的に「青」が用いられた作品約10点をセレクト。鮮烈なピンクやマゼンタを用いた色彩が印象的な上村作品ですが、本展ではあえて「青」というひとつの色に焦点を当てます。


続く第二期「浮世絵 1974-1980」は、10月1日発売予定の書籍『浮世絵 1974-1980』の刊行記念展として開催。1974年から1980年まで、「現代の浮世絵のようなものを描く」というコンセプトのもと、『スポーツニッポン』日曜版に毎週連載されたイラストとエッセイをまとめた同書。その収録作品の原画から約20点を展示します。上村一夫ならではの流麗な線、構図、色彩。そして、そこに描き留められた当時の風俗や世相、さらにはひとりの男性として上村一夫が見つめた時代の空気。印刷物では捉えきれない筆致や色彩のニュアンスとともに、原画ならではの魅力をご覧いただけます。


また会期中には、展示をより深く楽しんでいただくために、上村一夫の作品世界にまつわる関連企画も予定しています。詳細は後日、Open Roomのウェブサイト・SNSにてお知らせいたします。


上村一夫が捉えた当時の「いま」と、その表現が現在においても失わない鮮烈さ。

リアルタイムで作品に触れてきた世代はもちろん、デジタルの画面に慣れ親しんだ若い世代にも、原画だからこそ感じられる線や色彩、その質感をぜひ会場でご覧いただければと思います。


【書籍情報】
「浮世絵 1974-1980」
サイズ:A4変形 H297 × W182mm
仕様:表紙タイトル箔押し+帯・並製本
   (クータバインディング・PUR無線)
頁数:286頁
ISBN 978-4-9914957-0-0

定価:4,500円+税

昭和の絵師と呼ばれた漫画家、
上村一夫のイラスト&エッセイ集を初単行本化!
本書は、昭和の絵師の異名を持つ漫画家の上村一夫が、1974年から1980年まで、スポーツニッポンの日曜版に毎週連載したイラストとエッセイ全326回を一冊にまとめたものです。 残された原画やコピーを元に、待望の初単行本化となりました!
現代の浮世絵のようなものを描く、というコンセプトで始まったこの企画、本人としてはなかなか納得のいくものが描けないとボヤいたりしていたようですが、原稿用紙にサラリと描かれた女性たちは活き活きと美しく、その筆致はまさに昭和の絵師、現代の浮世絵と云っても過言ではありません。
そして、イラストに添えられたエッセイには、上村一夫というひとりの男の生活があり、何気ない文章の背景には時代が映し出され、当時の風俗の記録としても大変貴重な一冊となっております。


【ARTIST INFO】


上村一夫

1940年(昭和15年)3月7日、神奈川県横須賀市生まれ。

1962年(昭和37年)、武蔵野美術大学デザイン科卒業。

在学中にアルバイトで勤めた広告代理店宣弘社で、阿久悠氏と出会ったことから劇画の世界に入る。

1967年(昭和42年)、『月刊タウン』創刊号「カワイコ小百合ちゃんの堕落」でデビュー。

翌年、『平凡パンチ』連載の「パラダ』(原作・阿久悠)で本格的に劇画進出。

以後、「同棲時代」、「修羅雪姫」(原作・小池一夫)、「しなの川」(原作・岡崎英生)など叙情的な名作を次々と発表。

特に「同棲時代」は"劇画史に一時代を画した"と評されるヒット作品となった。

また、その流麗な筆画から"昭和の絵師"と称され、月産400枚の原稿を手掛ける多忙さを極めた。

1985年11月、下咽頭腫瘍で入院。

翌1986年(昭和61年)1月11日、逝去。享年45歳。