川崎祐 写真展 他人の場所 | The Sign of Others 10/18-11/8
川崎祐 写真展 他人の場所 | The Sign of Others

【EVENT INFO】

会期：10/18（土） – 11/8（土） ※日休廊

開場時間：12:00 – 20:00（月 – 土） ※イベントに応じ不定休

入場：無料

会場：Open Room

住所：〒151-0061 東京都渋谷区初台1-39-12 初台富士ハイライズ1F

※展示作品はすべて販売いたします。

※川崎祐の写真集やZINEなどを販売予定です。

【Reception】

トーク＋ミニライブイベントを開催いたします。どなた様もお気軽にお越しください。

日時：2025年10月18日（土）19時 –21時

出演：川崎祐/ oono yuuki

入場：無料/投げ銭+1dオーダー

この度、渋谷区初台Open Roomにて写真家・川崎祐による個展 他人の場所 | The Sign of Othersを開催いたします。川崎祐は、家庭内写真と地方・郊外をテーマに、作品を制作してきた写真家です。自身の故郷である滋賀県長浜市の風景と家族を被写体にした「光景」は、「家族」や「故郷」にまつわる既存のイメージから逸脱させて更新する作品でした。

続く第二作「未成の周辺」は日本の文化史・精神史・文学史における「聖地」と呼びうる「熊野」のイメージを二つの撮影方法によって脱構築し、「風景写真」の成立条件そのものを問い直す挑戦的な試みでした。

本展「他人の場所」は川崎の最新作にあたり、今年の2月に横浜市民ギャラリーあざみ野で開催された「あざみ野フォト・アニュアル2025 川崎祐 わたしの知らない場所の名前」で初めて発表されました。本展はあざみ野の展示にて発表された作品の中から数点を選び再構成したものです。

今作において川崎は撮影する場所を写真家と旧知の他人の言葉に委ねています。いわば他人の「記憶」の場所を撮影したとも言える今作を、写真家と被写体がともに構築した言葉と、写真家自身が寄せた短い散文とともにぜひご鑑賞ください。

【ARTIST INFO】

川崎祐 ［かわさき・ゆう］

写真家・作家。1985年、滋賀県生まれ。2017年、第17回写真「1_WALL」グランプリを受賞。2018年、ガーディアン・ガーデンで個展「Scenes」を開催。2019年に『光景』を赤々舎より刊行し、個展「光景」をニコンサロンで行う。2022年に「未成の周辺」（Alt_Medium）を発表し、翌年kanzan galleryでも同名の個展を開催、写真集『未成の周辺』（喫水線）を刊行。2025年には「あざみ野フォト・アニュアル2025　わたしの知らない場所の名前」を横浜市民ギャラリーあざみ野で開催。文芸誌や書評誌にエッセイや書評、短編小説を寄稿。